人事改革でパートに賞与 マックスバリュ西日本

マックスバリュ西日本(広島市)はフレックス社員(パートタイマー)やアルバイトに賞与を支給したり、社員への登用を積極的に進める新たな人事制度を4月21日から開始する。

職務を4段階に設定、半年ごとの評価に基づき最大で年間36万円の賞与を支給する。社員や地域社員と同等の職務遂行力を持つ上位職は、部門責任者としてマネジメントも担う。フレックスから社員や地域社員への登用も積極的に進め、「多様な人材の力を生かせる仕組み」(加栗章男社長)を作る狙い。同社は昨年11月にフレックス社員の雇用年齢を65歳から70歳へ引き上げている。加栗社長は今回の制度を導入した狙いについて次の通り話した。

約2年半かけてこの制度を検討してきた。パートやアルバイトの人たちはわれわれの最大の戦力である。人事制度を変えなければ、生産性もサービスレベルも上がらない。狙いは仕事の幅を広げ、チームワークで働きやすい環境を作ること。そして制度以上に意識を変えてもらうことで、多様な人材の力を生かしていきたい。

当初は同一労働・同一賃金が言われる中での公正な処遇、社会保険制度の変更、この2つを意識した改革だったが、この半年の間で採用難と賃金の高騰が進んだ。新しい制度の導入がその解決にもつながると期待される。

賞与の支払いや資格制度などにおいて新たに約11億円を予算化する必要があるが、将来的にみんなが成長することで生産性が高まり、よりお客さまに喜んでもらえる店づくりができると思っている。