ヤマキの成長戦略 価値訴求を継続強化 かつお節・だし需要創造へ

あさりと春キャベツの白だしスープ(「割烹白だし」使用)― ヤマキ
あさりと春キャベツの白だしスープ(「割烹白だし」使用)― ヤマキ

取締役常務執行役員・小澤真氏に聞く

ヤマキは今年、創業100周年の節目の年を迎えている。2016年度(17年3月期)を最終年度とする3か年の現中期経営計画では、構造改革とともに成長に取り組んできた。特に「割烹白だし」は3期連続の2ケタ成長を達成できる見通しだ。削り節の成長に課題を残す一方、一定の成果を上げた。同社は4月から次の100年に向けて3か年の新中期経営計画をスタートさせる。小澤真取締役常務執行役員家庭用事業部長に削り節、だしパック、つゆ、白だしなどの成長戦略を中心に話を聞いた。

――削り節について、どのような考えをお持ちですか。

取締役常務執行役員 小澤真氏(ヤマキ)
取締役常務執行役員 小澤真氏(ヤマキ)

小澤 だしの素も、いろいろな世界があり、画一的ではない。花かつお、かつおパック、また混合削り節も画一的ではないと感じている。この3か年は「氷温熟成」ブランドの提案に力を入れてきたが、その間に手を入れていなかったブランドもある。そこも、しっかりと提案していかなければいけないと思っている。

例えば、「氷温熟成」ブランドは荒節を使用しているが、荒節を使用したものだけではなく、枯節を使用した良いブランドも当然ある。手を入れなければ、コモディティ化してしまうことが分かっている。「氷温熟成」ブランドだけではなく、枯節を使ったブランド、また独自のカビ菌を使った「花ふわり」などの商品提案も強化していかなければいけない。

(3月17日付本紙より一部抜粋)