ユニー、アピタ新守山店改装オープン ツタヤ誘致、GMS改革の目玉に

ユニーは2月24日、「アピタ新守山店」(名古屋市)をリニューアルオープンした。直営の住関品売場を大幅に縮小し、衣料・雑貨やドラッグ・化粧品を再配置。2階スペースの約半分を割いてTSUTAYA(ツタヤ)の新業態「草叢BOOKS」が出店した。現在、GMS改革を進める同社だが、大型テナントの導入で直営との集客・売上げの相乗効果を高めるとともに、標榜する“ライフスタイル提案型SC”の実現、“コト消費”の拡大につなげる。

新守山店の総売場面積(1階、2階計)は約1万5千㎡。そのうち直営の面積を約4分の1縮小。住居関連用品は約7割を削った。

2階にはTSUTAYAの新業態「草叢BOOKS」が全国初の出店を果たした。売場面積約2千800㎡、書籍は新刊20万冊、中古30万冊を揃え、スターバックス、ドラッグユタカ、ホットヨガスタジオ、レストラン3店を誘致。座席数も書籍エリアやスターバックス、レストランコート合わせ308席を用意し、時間消費型の店作りの核テナントと位置付ける。

ユニーの浅井和彦上席執行役員営業統括本部テナント本部企画部部長は発表会見で「われわれはライフスタイル提案型・五十貨店化をコンセプトにこれまでさまざまなトライアルを実施してきたが、なかなかお客さまに響かなかった。中途半端な改装では駄目。フルモデルチェンジが必要ということに行き着いた」と、今回TSUTAYAと組んだ理由を説明。

「弊社は小売業であるが、デベロッパーでもある。ユニーにとって専門店事業は、収益の大きな柱。これ(TSUTAYA入居効果)で既存専門店にも業績向上を期待でき、結果として直営も浮上すると考えている」(浅井部長)とした。

改装初年度の売上げは直営は衣料品100%、売場が減少した住関品は40%、食料品は106%で合計96%の計画。SC全体では客数110%の伸長を見込み、売上げ107%を目標に掲げる。

「思惑通り60代、70代のシニアや子育て世代が拡大し、若年層と言われるサラリーマン、OLの午後5~8時の来店も非常に増えている」と酒井宏アピタ新守山店店長。プレオープンした17~22日は直営全体の売上げが従前比115・5%を記録した。新守山店の実績を見て、今後の展開拡大を検討していく。