伊藤忠食品 小売の関連販売支援 惣菜・生鮮売場でNB広告

伊藤忠食品はデジタルサイネージ(電子看板)を使った新たな店頭販促サービスを開始する。スーパーの惣菜・生鮮売場に大型液晶ディスプレイを設置。新メニューやお買い得品などの売場情報にNB広告を組み合わせた静止画番組を放映し、販売強化につなげる。

サービス名称は「E−POP」。ギョーザとビール、旬の野菜とメニュー専用調味料など、関連性の高い情報を組み合わせることで、同時購入による客単価の向上が期待できる。伊藤忠食品がディスプレイなどの機材を無償で貸与。小売側の売場情報に合わせた番組を独自に制作し、ディスプレイ端末にオンラインで送信する。メーカーからの広告費収入によって運営費を賄う。

今年4月から関東地区スーパーの惣菜売場を対象にサービスを本格化。端末200台からスタートし、20年1万台の設置を目指す。端末に顔認証機能を加えて性別・年齢に合わせた番組をリアルタイムで流せるようにするなど、順次機能強化を進める。既に酒類・調味料などのメーカー数十社が参加を決めているという。

ほとんどの食品スーパーは購入頻度の高い生鮮・惣菜を外周に配置する「コの字型レイアウト」を採用しており、店舗中央の酒類・加工食品売場には基本的に目的買いの客しか流れてこない。このため、メーカーは生鮮連動販促をスーパーに提案するなど、外周動線での商品露出機会の獲得に手を尽くしている。外周部の電子看板を通じて定番棚に客を誘導できるようになれば、メーカーの販促提案のあり方が変わる可能性がある。