J-オイルミルズ静岡工場100周年 地域に歴史刻む 清水エスパルスと協力も

J-オイルミルズ静岡工場が100周年を迎えた。1日には八馬史尚社長らが出席し、記念行事を開催した。

同工場は1917年(大正6年)前身の鈴木商店製油部・清水工場として竣工。第一次世界大戦の最中、わが国初の大型臨海工場として操業を開始した。明治後半から日本国内で大豆油と大豆油粕の製造が始まっていたが、当時は日産100トン未満の小規模工場が多い中で、清水工場は日産500トンものスケールを誇り、わが国の近代的製油工業の先駆けとなった工場でもある(「ホーネン70年の歩み」より)。

その後、昭和の恐慌や戦乱を乗り越え、高度成長期にかけての需要拡大と大豆輸入自由化に対応した能力増強、国際化時代に備えたコスト競争力アップなど、時代の波に晒されながらも、激変する環境変化に対応。ホーネンからJ-オイルミルズに再編後も油脂、ミール、マーガリン、スターチ、粉末油脂などを製造する国内の主力拠点として、100年の歴史を積み重ねてきた。

あいさつする八馬史尚社長
あいさつする八馬史尚社長

当日は新たに稼動を開始したオンサイト発電設備の竣工式が執り行われた後、100周年を記念し、八馬社長はじめ工場従業員が「オリーブの木」を植樹。オリーブの花言葉“平和・安らぎ・知恵・勝利”にちなみ、「次の100年に向けてオリーブの木とともに成長していこう」と誓った。

続いて、地域住民への感謝を込めて、J-オイルミルズがクラブスポンサーを務め、今年J1復帰を果たした清水エスパルスと協力し、100周年オリジナルサッカーボールを静岡市立の中学校全クラス(5号球562個)を贈呈。静岡市清水区の少年サッカーチーム4種全27チームには、オリジナルサッカーボール(4号球各5個、計135個)と、17シーズンの清水エスパルス・ホームゲームシーズンシートS席(J-オイルミルズシート)30席と駐車券6枚が贈られた。

贈呈式には、エスパルスの左伴繁雄社長、静岡市教育委員会・望月久教育局長、清水サッカー協会・西村勉理事長が出席。八馬社長は「地域に支えられ、静岡工場は100周年を迎えられた。静岡、清水といえばサッカー。清水エスパルスがJ1に復帰し、工場のメンバーも楽しみにしている。サッカーを通じて、感謝の気持ちをお返しするとともに、地域との絆をさらに深めていきたい」と挨拶した。

エスパルスの左伴社長は「同じ地で100年間、工場を操業されてきたことは偉大であり、地域とのつながりを大事にした静岡らしいプレゼントに感謝している」と語った。望月・静岡市教育局長、西村・清水サッカー協会理事長からは「エスパルスとともに、これからも地域をアシストしてほしい」と静岡工場のさらなる発展に期待を示した。