日本植物油協会 12月度の会員集会 円安でコストアップ懸念

日本植物油協会は21日、都内で会員集会を開き、今村隆郎会長(日清オイリオグループ社長)ら正副会長が次のように語った。

今村会長

英国のEU離脱、米国のトランプ次期大統領誕生と、今年は想定外の事柄が発生した。トランプ次期大統領の当選後から、為替は急激に円安に転じており、製油業界も大きな影響を受けている。今年は原料、為替とも比較的安定していたが、年末にかけて状況は一変した。円安に加えて、大豆、菜種の原料価格が上昇し、オイルバリューも高い。

年明けから厳しいコスト環境に直面するが、気を引き締めていく。良質な油脂・ミールを安定供給し、その価値を価格に反映する努力を今後も続けていく。植物油の健康性が注目され、オリーブオイルやごま油、アマニ油、こめ油などの需要拡大は追い風であり、協会としても日本栄養士協会と連携した普及活動を推進し、油の価値を伝えていく、業界各社が連携し製油産業の地位向上につなげていきたい。

八馬史尚副会長(J-オイルミルズ社長)

製油業界の十大ニュースにあるように、事業環境は急変している。米国大豆、カナダ菜種は豊作だが、価格は下がらず、足元では急激な円安が進んでいる。コスト上昇への対応が、来年の重要課題になる。さまざまな植物油の健康性が注目されていることは嬉しいニュースであり、業界全体で油の価値を発信し、需要拡大につなげていきたい

岡田茂副会長(昭和産業会長)

今年もいろんなことがあった。直近では鹿島アントラーズがクラブワールドカップで、レアルマドリードを互角の戦いを演じた。選手の年棒総額は大きな開きがあるが、力強いマインドを示してくれた。来年は当業界も厳しいアゲンストが予想されるが、しっかりとしたマインドで道を切り開いていきたい。

農林水産省・丸山雅章審議官

会員各社の経営努力によって、植物油の安定供給が図れていることにあらためて感謝を申し上げる。今後も安全安心かつ高品質で魅力ある製品供給に取り組み、油の正しい知識を広く伝えてほしい。