逆光線 - コンビニ栄枯盛衰

日本のCVSは60年代末期に食品卸や小売業が主宰するボランタリーチェーンの発展形態として始まった。74年にセブン-イレブン国内1号店が開業する以前から、エポックメーキングな店が次々に誕生していた。

▼今でもしばしば話題に上るのは、日本で最初にコンビニエンスストアを名乗ったマミイ豊中店(69年開業)や西友の小型実験店として始まったファミリーマート狭山店(73年開業)である。

▼こうした黎明期のCVSの中にあって、イズミックが71年に開業したココストア藤山台店はひときわ大きな注目を集めた。米セブン-イレブンに学んだ店づくりは、今日のCVSの原型と呼ぶにふさわしいものであり、後年、その店先には「日本のコンビニエンスストア発祥の地」という案内板が設置された。

▼先月17日、その藤山台店が45年の歴史に幕を閉じた。商号をタックメイトに変更したばかりだった。周知の通り、ココストアはファミリーマートに吸収され、主な店はファミマに転換した。急激な大手集約の陰で歴史的な店がまた一つ姿を消していった。