ザ コカ・コーラ カンパニー 新CEOにクインシー氏

社歴20年、功績買われる

米国のザ コカ・コーラ カンパニーのトップ交代人事が内定した。現・社長兼最高執行責任者のジェームズ・クインシー氏が最高経営責任者に昇格し、ムーター・ケント会長兼最高経営責任者は会長として取締役会メンバーに留まる。17年5月1日付。

9日、同社取締役会でムーター・ケント会長兼最高経営責任者が提案した経営陣の人事計画を全会一致で承認された。同社取締役会は来 年4月に催される年次株主総会において、クインシーを取締役に選出する意向を固めている。

ジェームズ・クインシー氏は、リバプール大学で電子工学学士号を取得後、戦略コンサルティングを手掛けるカルチャス・グループに在籍。96年にラテンアメリカグループの学習戦略担当ディレクターとしてザ コカ・コーラ カンパニーに入社。その後、ラテンアメリカで様々な職務を歴任し、03 年に同地域の社長に就任。南米での在任期間を通じ、ザ コカ・コーラ カンパニーのグローバルシステムで今日広く応用されている有力ブランド、パッケージ、価格販売戦略の策定において重要な役割を果たした。

05年から08年にかけてはメキシコ地区の社長として活躍。「コカ・コーラ ゼロ」の再発売と、現在世界16カ国で販売され年間売上10億米ドル以上を記録する20ブランドのうちのひとつに数えられるフーゴス・デ・バレの買収によって、コカ・コーラブランドのマーケットシェアの拡大に貢献した。

08年から12年には北西ヨーロッパおよび北欧地区を統括するビジネスユニットの社長を務める。09年のイノセント・ジュース社の買収で手腕を発揮。イノセント・ジュース社の商品は現在、世界14カ国以上で販売されており、いずれ10億米ドル以上の売り上げを誇るブランドの仲間入りを果たすことが確実視されている。

その後、ザ コカ・コーラ カンパニー欧州グループの社長を務め、製品ブランドの戦略的拡充と域内での業務効率の改善を図ることで、欧州を最も多くの利益を生み出すグループへと押し上げた。15年8月から現職。51歳。