アイスクリーム 人気タレントは不要 話題性でマスメディア呼ぶ

この1か月の間に、赤城乳業が2回、セブンーイレブンが1回、アイスクリームの新製品発表会を行った。いずれも旬なタレントを呼ぶことなく、完全にアイスクリームが主役の発表会だったが、マスメディアが30社ほど取材に来ていた。朝や夕方の情報番組で取り上げるテレビ番組もあり広告効果は3億円余り、2〜3千GRPのTVコマーシャル投下に匹敵する効果を上げている。

アイスクリーム業界でここ2〜3年増えていたのが、旬なタレントを呼んで力の入った商品やキャンペーンの発表会を行うというもの。1社でも多くのメディアに取り上げてもらおうと高額なギャラを払ってタレントを起用し、キャンペーン企画に関係する話題を振ってのトークセッションのあとは、タレントの個人的な話題を聞く囲み取材の時間がマスコミに用意されている。江崎グリコ「アイスの実」のイメージキャラクターであるきゃりーぱみゅぱみゅさんが自分が登場するTVCMを紹介したり、ロッテアイス「爽」のイメージキャラクターの佐藤健さんが浴衣姿で湯上がりアイスを訴求したりするもの。タレントとのセットにより、話題性と露出を高めるのが狙い。

しかし、赤城乳業やセブンーイレブンが行った発表会はアイスクリームが主役で、セブンはアイスクリームチーフマーチャンダイザーが個々の商品を説明、赤城乳業はピエール・エルメの人気商品「イスパハン」の担当者が開発の背景を説明するというもの。それだけで30社程度のメディアが集まる。タレントの力を必要とせず、商品力だけで多くのマスメディアを集められるようになったアイスクリーム。今が旬のスイーツとして話題性は高まる一方となっている。