ネスレ日本と阪急共同プロジェクト 「ネスカフェスタンド」がオープン

ネスレ日本と阪急電鉄、阪急電鉄子会社のエキ・リテール・サービス阪急阪神の3社は共同で、阪急の5つの駅構内に「ネスカフェスタンド」をオープンした。立ったままエスプレッソを楽しむイタリアの”バール”をイメージした新しいタイプの業態で、来年6月までに今回オープンした5店舗を含め20店舗程度展開する計画となっている。

今回オープンした5店舗(阪急塚口駅・逆瀬川駅・岡町駅・総持寺駅・高槻市駅)はいずれもエキ・リテール社が運営する駅売店「ラガールショップ」があったスペースに出店したもので、店舗面積は6㎡~17㎡。家庭以外で消費者がネスカフェの接するシーンを拡大したいネスレ、憩いの場を設けることで駅の価値を上げたい電鉄、売店の人材確保と売上低下に悩むエキ・リテール社の3社の思惑が一致し出店することとなった。

「ネスカフェ スタンド」はでは、コーヒー(ホット、アイス)、エスプレッソなど6種類のドリンクを百円で提供する。立ち飲みスタイルのため乗換や通勤・通学などの短時間でも利用できる。また、鉄道の乗車券をイメージしたデザインの定期券(980円、2カ月最大30杯)、回数券(5百円、6杯分)も販売する。

駅売店はタバコの売上減、スマホの登場による新聞・雑誌の売り上げ減に加え、人手の確保の問題で、同社に限らず維持が困難なケースが増加しており、新たな駅ナカ業態として注目を集めそうだ。

オープニングセレモニーに出席したネスレ日本深谷龍彦常務執行役員飲料事業本部長は「ネスレとして初めての取組みでまず5店舗を成功させたい。ネスカフェを楽しむ場所を提供することが目的で、店舗の存在自体の広告効果もあり売り上げ目標は立てていない」とコメントした。

また、阪急電鉄の野村欣史常務取締役都市交通事業本部長は、店舗立地の選定について「地元の利用客、乗換駅など乗降客が多い中間駅を選んだ。通勤・通学の方に毎日気軽に利用できる場として新たな価値を提供したい」と説明した。