食品事業再参入に意欲 トクホ縛りなくし新機軸で

花王は「ヘルシア」の立て直しを前提に食品事業への再参入を計画している。22日都内で記者懇談会に臨んだ澤田道隆社長=写真=は「(ヘルシアの復活を)ベースに新たな切り口で食品事業に再参入していきたい。その準備を進めておりタイミングをみているところ」と語った。

具体的な商品・カテゴリーは不明だが、トクホ以外も視野に入れる。「これまで全てにおいてトクホで自ら縛りをかけていたが、やはり食品事業になると一品出して終わりというわけにはいかないので、継続して価値を伝えるためにはもう少し広いスタンスで、かつ上手にマーケティングを行っていく」。

「ヘルシア」は7月から各アイテムを順次リニューアル発売したことで復調傾向にある。

新たに取得したヘルスクレームは“脂肪を代謝する力を高め、体脂肪を減らすのを助ける”で「この強いワードをいかに価値伝達できるかが一番重要なポイント」と捉えている。

同社は09年9月に食用油「エコナ」関連商品の製造・販売を自粛。「以前、エコナはそれ(中元・歳暮ギフト)で随分支えられてきたが、世の中が変わっていく中で、自分たちの食品の位置づけをしっかり踏まえながら、何とかいい形で再チャレンジしていきたいと強く思っている」。