介護食「エバースマイル」好調 類似品ない高い利便性が強み 大和製罐

大和製罐のスマイルケア食(介護食)「エバースマイル」の出荷が好調だ。「エバースマイル」は14年3月に計4品で展開開始し、春・秋の半年に1回の割合で2~4品追加し本年11月に計25品(ムース食18品、とろみ飲料7品)に拡大。「商品追加とともに売上げも大幅増。昨秋から小売店さまにも並べられるようになり4月からはDgSさまにも徐々に導入されるようになった」と大和製罐のエバースマイル営業担当者は振り返る。

商品は、ムース食ととろみ飲料に大別され、ともに類似商品がない高い利便性が配荷拡大の強みになっている。ムース食は「やわらかさと形状を両立し、常温で提供しているのが大きな特長。見た目と取り扱いやすさでトライアルして下さり、介護従事者の認知も上がり在宅患者向けの選択肢の1つに加えていただいていると捉えている。アイテム間の差も殆ど無く、万遍なく売れている状況」。

ムース食の新商品は「ピリ辛鶏ごぼう」と「鶏とかぼちゃの煮物」。ともに11月1日に発売された。「ピリ辛鶏ごぼう」は「既存品で根菜類のやわらかさとごぼうの風味にご好評をいただいたので、より細かいニーズに対応するため、ごぼうに味のアクセントを付けた」。

「鶏とかぼちゃの煮物」も既存品の具材に対する評価が高い事を受けて投入された。既存品は「かぼちゃの舌触りの良さと昨年から増やしている鶏メニューにご支持いただいている」という。

一方、とろみ付き飲料は、小売店への配荷が大幅に拡大。「DgSさまを中心に、既にとろみが付いている利便性が評価され、大変興味を持ってもらっているので、とろみ付き飲料の認知拡大と回転をより高めていく施策を考えている」。

売れ筋は「ほうじ茶」(475gボトル缶)「緑茶」(同)といった大容量品。 今秋は、275gボトル缶の嗜好系を拡充。「りんご」「もも」「ヨーグルト味」に加え、9月に「ブラックコーヒー」=写真2左=を新発売し、小容量品にも力を入れていく。

「エバースマイル」全体では通販がメインチャネルとなっている。今後は「ネットなどを通じた通販以外にも、ネットが使えない人のために通常の買い物と一緒に購入してもらえるように小売店での採用も増やしていく」。

消費者の認知拡大策としては、10月から17年3月にかけて、採用店が比較的集中する静岡エリアでTVCMを投下。「店頭で什器や動画モニターを設置するなどして、CMと売り場の連動を図っていく」。

商品面では「今後新ジャンルを検討してきたい」と意欲をのぞかせる。