逆光線 - 砂糖と健康

砂糖消費が8年ぶりに約0・5%前年実績を上回った。要因は様々で甘味原料として競合する加糖調製品や高甘味度甘味料の輸入減、そしてインバウンド消費の恩恵が指摘されている

▼健康志向が強まる中で糖類ゼロやカロリーゼロといった食品・飲料が増え「砂糖=悪者」とする逆風に製糖業界はさらされている。今回、砂糖消費が久しぶりに前年実績を越えたがこうした逆風が弱まった訳ではない

▼一貫して消費が落ち続けているのは砂糖に限らないが、消費量は単純にここ20年で20%減っている。砂糖は菓子、飲料、調味料などやそれらの輸入品からも摂取されるため日本人の砂糖摂取量は厳密に計算できない。ただ、落ち続けているのは間違いない

▼一方で、最近は極論的な健康志向は落ち着いたように思う。一周回って「結局、バランスが大事」という声が増えれば、過度な砂糖バッシングも弱まるはずだ。それには製糖業界の努力も必要。健康は万人の関心事だが“健康と快活はお互いを作る”とも言われ甘味が与えるココロの安心感も見直されるべきだろう。