需要維持・拡大に注力 日醤協 濱口会長 「醤油の日の集い」

日本醤油協会 濱口道雄会長
日本醤油協会 濱口道雄会長(ヤマサ醤油社長)

日本醤油協会の濱口道雄会長(ヤマサ醤油社長)は9月30日、都内ホテルで開かれた「醤油の日の集い」(日本醤油協会、全国醤油工業協同組合連合会主催)であいさつし、「醤油業界を取り巻く環境は予断を許さないが、日本の醤油の世界へのさらなる普及と日本国内における需要の維持・拡大に業界一丸となって全力を注いで取り組んでいく」と語った。

濱口会長は海外で日本食の需要が拡大しているとした上で「醤油市場ではここ数年、輸出が2ケタの増加を示している」と紹介。一方、「(国内では)鮮度にこだわった新しい容器、地域性や味に特徴のある付加価値のある醤油が伸び、購入単価の上昇とともに需要も下げ止まりの兆しが見えてきた」と述べ、国内外で需要の維持・拡大に取り組む考えを強調した。

「醤油の日の集い」は今回、「醤油の日」の10月1日が週末に当たるため、前日の9月30日に開催。「第44回全国醤油品評会」と「第8回しょうゆ味レシピ&エピソードコンテスト」の表彰、特別記念講演、懇親パーティーなどが行われた。

「全国醤油品評会」の出品総数は247点。「農林水産大臣賞」4点、「食料産業局長賞」7点、「優秀賞」34点の各賞が発表され、農林水産大臣賞と食料産業局長賞の表彰が行われた。農林水産大臣賞を受賞したのは佐伯醤油「まるさ特選本醸造」(広島県、こいくち)、高砂屋商店「キッコーキンタカサゴ特級」(福島県、こいくち)、山形屋商店「ヤマブン本醸造特選醤油」(福島県、こいくち)、ヒガシマル醤油「特選丸大豆うすくちしょうゆ」(兵庫県、うすくち)の4点。

「しょうゆ味レシピ&エピソードコンテスト」は前回に続き在日外国人を対象に実施された。応募作品数は75点。「金賞」1点、「銀賞」2点、「銅賞」7点の入賞作品が発表され、金賞と銀賞の表彰が行われた。

「醤油の日の集い」では「第10回しょうゆ感想文コンクール」の最優秀賞受賞作品(出前授業、工場見学の各部門1点計2点)も紹介された。また、ロバート・キャンベル東京大学大学院教授が「一滴のものがたり~醤油が『人』にもたらした富と安心について~」をテーマに特別記念講演を行った。