ウーバー・ジャパン フードデリバリーに参入 人気店の料理を短時間配達

ウーバー・ジャパンは、スマートフォンアプリを使ってハイヤーをオンデマンドで配車できるサービスの仕組みを応用してフードデリバリーサービスに参入。29日、東京の渋谷区と港区でフードデリバリー「UberEATS(ウーバーイーツ)」を開始した。世界で日本は、8カ国34都市目の展開となる。

これに先立ち28日、都内で発表した髙橋正巳執行役員社長は、ユーザー・レストラン・配達員の3者にメリットがあることを強調した。

「ウーバーイーツ」は、スマホやタブレット端末向けの無料アプリで、ユーザーとレストラン、配達員の三者を Uber のテクノロジーで繋ぐことで「世界的な平均34分」という短い時間で人気店の料理を配達する。

配送エリアは順次拡大する。当面は、イタリアン「ダルマット」やモダン精進料理の「宗胡」、焼肉レストラン「焼肉トラジ」、米国発ドーナツ専門店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」など和食から中華、イタリアン、フレンチ、エスニック、デザートまで多種多様な料理を 150 以上のレストランから注文できる。

ユーザーは、クレジットカード情報を入力するなどして新規登録するとすぐにサービスの利用ができる。使い方は、スマートフォンのアプリ上で届け先を指定し、提携レストランパートナーが提供する料理を選択して注文すれば、指定住所に料理が届く。スマホで配達状況や配達予定時間も確認できる。

配達員には、登録・審査・説明会の参加を経てなることができる。シェアリングエコノミーの概念に基づいたサービスで、時間に余裕のある方や隙間時間を有効に使いたい人の登録を想定している。登録者は、説明会の参加を経て、貸与された料理の品質を保つ専用の保温・保冷バッグを使い、自転車か125cc 以下の原付きバイクで配達する。

提携レストランパートナーは、初期投資なしでデリバリーサービスを開始できるため、既存の固定費を変えずに売上を向上することが可能。また、レストラン名やメニューが世界中にいるウーバーイーツ のアプリユーザーの目に止まるため、マーケティングや新規顧客の獲得にもつながる可能性がある。

配車サービスで培った評価基準を進化させ、サービスレベルの維持・向上も図る。ユーザーとレストランの双方が配達員を5段階評価するほか、ユーザーが料理1品1品を評価する。

ウーバー・ジャパン 髙橋正巳執行役員社長
ウーバー・ジャパン 髙橋正巳執行役員社長