機能性食品売場での訴求力発揮

医師の目線を指標化

エムスリー(東京都港区)が展開する(AskDoctors評価・商品開発支援サービス)が関係者の注目を集めている。 同事業の立ち上げは2012年。機能性表示食品制度より3年早いが、同制度が施行されて以降、並行して認知度が拡大するようになった。

事業のバックボーンとなるのは、同社が運営する「m3.com」。国内の医師約25万人が登録する国内最大級の医療従事者向けサイトで知られる。

健康志向食品では現在、トクホ制度、機能性表示食品制度があるが、商品の選択に悩む消費者の声や、より商品を差別化したいメーカーに対応し、(AskDoctors評価・商品開発支援サービス)事業をスタートさせた。

対象となるのは食品形態だけで、評価は、サイト登録する会員の中から無作為で100~1千名の医師を選択し、商品サンプルおよび説明資料を送付、医師の客観的な評価をもとに指標化する。医師の使用意向、推奨意向のいずれかの評価で75%以上の肯定意見が得られた場合、指数表示とともに「AskDoctors」の認定マークを使用できる。

認定された場合、推奨マークは新聞広告には使用できるが、商品パッケージやTVCMには利用できない。こうした制限があるものの、商品張り付けPOP、什器を活用したPOPなどは可能なので、実際の売場で販促の大きな武器となっているようだ。

また、契約から認定判断と商標送付までのスパンは約2~3ヶ月と短期間も魅力の一つで、認定後は最大3年間まで継続可能。今期(29年3月期)は前期の約2倍の受注が見込みで、今後はセミナーの開催などでのPRも検討中。

さらに「今後はコンシューマー向けのプラットホームを開発と、健康志向のユーザーをターゲットとした動画広告の配信サービスなどにも取り組み、ソニーグループのシナジーも活用したい」(同社)としている。