宮坂醸造 サッポロHD傘下に みそ製造開始から100年の節目

宮坂醸造はサッポロホールディングスと今年4月25日に資本業務提携契約を締結し、今月5日に資本金の払い込み(第三者割当増資)を受け、連結子会社としてサッポロホールディングスの傘下に入った。

出資後の持ち株比率はサッポロホールディングスが51%、宮坂ホールディングスが49%となる。なお、「真澄」ブランドで知られる酒の宮坂醸造は今回の資本業務提携の対象ではない。

宮坂醸造は1662年に長野県上諏訪の地で清酒「真澄」の酒造業として始まった。その優れた発酵技術を応用して、1916年にみそ醸造を開始。今年、みそ造り100周年を迎えた。みそ、即席みそ汁、フリーズドライが主な事業で、「神州一味噌 み子ちゃん」は信州淡色みそを代表する商品である。

みそ販売数量では全国5位の大手メーカーで、売上高は約70億円。製造拠点として、みそ製造の甲府工場(山梨県甲府市)、即席みそ汁のセットアップを行う上野原工場(山梨県上野原市)、FD製造の東久留米工場(東京都東久留米市)、みそ製造の丸高蔵工場(長野県諏訪市)を持つ。

サッポログループは、15~16年の経営計画において、“食のメーカー”としての成長戦略によるグループの持続的成長を掲げている。同グループは昨年、みそと同じ大豆を主原料とする豆腐メーカー・日本ビーンズを傘下に加えている。

宮坂醸造は長年、親しまれている「神州一」ブランドを核に3つの事業領域を有し、外食産業から大手流通を含めた家庭用まで、幅広い顧客との信頼関係を築いてきた。サッポログループの傘下に入ることで、グループ各社とのシナジーを最大限発揮し、食品領域の拡大を通して、グループ全体の成長戦略を加速させる。