国分G本社 洋日配攻略へ前進 チルド卸ヤシマを子会社化

国分グループ本社は大阪の乳関連卸・ヤシマ(本社・大阪府高槻市、浦上忠社長)及び同社主力仕入先の倉島乳業(北海道岩内郡、倉島敬毅社長)と資本提携を結ぶ。9月30日付でヤシマの全株式を取得し、完全子会社化するとともに、倉島乳業の株式20%を取得し、持分法適用会社とする。従来手薄だった洋日配系の製造・開発・販売機能を高めることで、低温事業のさらなる拡大を目指す。

北海道・倉島乳業にも出資

ヤシマは乳製品を中心に扱うチルド卸。主力商圏は大阪だが、首都圏から中部・中四国・沖縄まで幅広いエリアのスーパー・CVSに牛乳・乳製品を供給する。仕入全体の8割を占める倉島乳業との連携し、得意先のニーズに合わせた道産PB牛乳などをキメ細かく提案・供給できるのが最大の強みだ。15年12月期売上高76億8千300万円。

一方、倉島乳業は道内第3位の販売量を有する中堅メーカー。ヤシマとの資本関係はないが、同社を通じて他地域に積極的に供給しており、道外販売量では第2位に位置する。16年4月期売上高60億5千900万円。

株式取得を受け、国分グループ本社はヤシマ・倉島乳業にそれぞれ取締役を派遣。両社を軸に商品開発・供給力を磨き、グループ売上高48億円にとどまっていた牛乳・乳製品事業を加速させる。ヤシマは雪印メグミルク、森永乳業など大手メーカーとの結びつきも強く、子会社化を機に国分グループと洋日配大手の距離が急速に縮まる可能性がある。

なお、国分グループは今年から低温卸売事業を東西2社(国分フードクリエイト、国分フードクリエイト西日本)に集約しているが、ヤシマの販売エリアが東西をまたぎ広域にわたることから、グループ本社管轄の卸子会社として存続させる方針。