ファミリーマート おでん大刷新

つゆ・具材とも全面改良
中華まんも新しく

ファミリーマートはこの秋冬に向け、おでんを大幅に刷新。23日から全国の店舗で展開を始めた。

“おでんはファミマ!”をキャッチフレーズに、つゆも具材もすべてを見直した。同社のおでんとしては「初めてに近いくらい全面的なリニューアル」(商品本部FF部長 島田奈奈氏)だという。

つゆのだしを吸っておいしくなる具材と、だしをさらにおいしくする具材に分けて単品ごとに徹底的に改良。一例として「厚切大根」(税別75円)は、調理加熱時間・温度を見直すこと でみずみずしい食感に。調味液を変更することで色の改善やつゆとの一体感を向上させた。 また「熟成あらびきウインナー」(112円)は、72時間以上熟成して旨みを向上させた原料を使うとともに、従来のフローズンに代えてチルド流通を採用。物流温度帯にまで踏み込んだワンランク上のメニューを追加している。さらに北陸地方の人気メニュー「肉いなり」(121円)など地域メニューの全国展開や、鶏の希少な部位を使用した「炭火焼鶏ハラミ串」(112円)などファミリーマートならではの限定メニューも揃えた。

一方、つゆも原材料や製法を吟味し、鰹節、昆布、みりんなど素材それぞれが持つ味わいや香りなどを最大限に引き出した。だしのおいしさを追求するため、調味料の使用を極力抑えている。澄んだ透明色と風味の維持を実現 ・煮込んだ後も、つゆの澄んだ透明色と香りが維持されるよう、原材料や流通・保管温度などを見直したほか、 全国7地域ごとに馴染みのある味わいに。また共通のおでんつゆをベースに、各地域で親しまれる調味料やだしをブレンドすることで、よりその土地に合ったおいしさを実現している。

「単身世帯増加、女性の社会進出などを背景に、CVSでも夕食のおかずやおつまみの売れ行きが大きく伸長し、商品動向が変化しつつある。その中でもおでんは、たとえば女性がランチのスープ代わりに買う一方で、おつまみとしても買われているという、FFの中でも珍しい商材だ」(FF部FFグループマネジャー 池澤隆明氏)といい、今回のおでんリニューアルも伸長するおかず・おつまみ需要に焦点を当てたものだという。

9月1日からの経営統合で「ファミリーマート」への看板替えを進めるサークルKサンクス店舗にも順次導入していく考えだが、具体的なスケジュールなどは調整中。「メーカーによって(切り替えに)対応できるところとそうでないところがあり、双方の良いところを生かせるような形で進めていきたい」(島田部長)としている。

また秋冬向け主力FFの一つである中華まんについても、23日からリニューアル。定番品の「具たっぷり肉まん」(112円)や、国産原材料を使った「ファミマプレミアム肉まん」(167円)では、中具を増量することで生地との比率を5:5に変更。さらに具材中の肉比率もアップさせた。また「ピザまん」(112円)はチーズを増量するとともにトマトソースの旨みも向上。他にも「キーマカレーまん」(同)、「北海道産小豆のつぶあんまん」(同)などバラエティー豊かな味わいが楽しめるラインナップになっている。