コカ・コーラシステム 2大ボトラー上期好調

飲料の収益改善に手応え

コカ・コーラシステムは上期(1~6月)、新商品やRGM(Revenue Growth Management売上高向上マネジメント)の取り組みが奏功し販売数量を伸ばすとともに収益も改善し下期に向け勢いづいている。

15日、コカ・コーライーストジャパン(CCEJ)とコカ・コーラウエスト(CCW)の東西2大ボトラーが都内で決算説明会を開催し、ともに販売数量・営業利益を伸長させた上期業績を発表した。

CCEJは昨年4月1日付で事業統合した仙台コカ・コーラボトリングの業績を含まない財務報告ベースで上期に売上高5・1%増、営業利益4倍以上の伸びとなり、金額・数量ともバランスのとれた市場シェア成長の勢いを維持。カリン・ドラガンCCEJ社長=写真左=は「3年間にわたる変革の努力によって今後必要な確固たる事業基盤を確立することができた」と語った。

13年7月のCCEJ設立時にあった26法人を統合するなどインフラ事業基盤の再構築を推進。これにより「五輪に例えると1つにスピードという輪がある。スピードを持って前進しシナジーの獲得についても非常によい結果を創出している」。

そのほか製造ラインを10本立ち上げSCMを変革。人材にも大々的な投資を行い、その額は前身である旧ボトラー4社合算の3倍に上るという。

一方、CCWの上期実績は昨年6月に連結対象となった四国コカ・コーラボトリングの実績を除き売上高9・1%増、営業利益265・5%増となった。吉松民雄CCW社長は「上期は価格ガイドラインに基づく営業活動の徹底と高付加価値・高単価商品の展開を軸としてRGMの取り組みを強化した」と述べた。

価格ガイドラインに基づく営業活動の好例として、ブランド競争力のある「コカ・コーラ」1・5LPETの売上高単価向上を目的に「コカ・コーラ」1LPETの配荷を強化。2つのパッケージを併売し価格の差別化を図ったところ「1・5LPETの売上が昨年に比べて高価格帯へシフトし1ケース当たりの売上単価は上昇した」。

高付加価値・高単価商品については、「ジョージア コールドブリュー」や「ヨーグルスタンド希少糖の飲むヨーグルジー」など新商品10SKUの適切な売場での展開を強化し売上高単価の引き上げに貢献した。

上期の新商品10SKUの売上げは24万8千ケース。このうち「ジョージア」についてはブランド計上期売上げ330億円のうち5億円を新商品群で上積みした。

容器別では、収益性の高い小型PETの販売数量が大型PET以上に伸長。新商品や容器展開についてはCCEJもほぼ同じ傾向となった。直近では「1ℓの『コカ・コーラ』と『コカ・コーラゼロ』が本当によく売れている」(コスティン・マンドレアCCEJ取締役副社長営業本部長)。

なおCCEJとCCWの合算で、国内におけるコカ・コーラブランド製品の販売数量の約86%を占める。

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