好調続くヨーグルト 明治プロバイオ2割増

森永乳業も想定上回る

ヨーグルトの好調が続いている。明治の第1四半期業績は、機能性のプロバイオティクスが前年比20・4%増(283億円)と引き続き高い伸びを維持したほか、プロバイオティクスを除くヨーグルトも8・9%増(233億円)。うち「明治ブルガリアヨーグルト」は11・7%増(217億円)となった。

明治はヨーグルト部門の今上業績予想として、プロバイオティクス(LG21、R-1、PA-3)5・8%増(482億円)、ヨーグルト0・1%増(428億円)、うち「明治ブルガリアヨーグルト」2・7%増(400億円)としていたが、いずれの数値も予想を大幅に上回った形だ。

健康志向の高まりを背景に、プロバイオティクスについては2ケタ増も想定されたが、定番中の定番である「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドも2ケタ増というのはある意味異常事態。

こうした傾向は森永乳業も同様。同社第1四半期のヨーグルト売上高は前年比4・6%増(152億4千5百万円)。こちらも上期の予想数値である2・3%増(285億円)を大きく上回る伸びとなった。

8日段階で雪印メグミルクの第1四半期業績は開示されていないが、明治、森永乳業の実績を踏まえると、同社も大幅な伸びが予想されそう。

大手3社の前期ヨーグルト売上高は、明治が前年比14・9%増(約1千898億円)、森永乳業5・9%増(約550億円)、雪印メグミルク18%増(約543億円)。各社とも大幅増となった前期実績を踏まえ、今期については保守的な予想としていたが、明治と森永乳業、そして恐らく雪印メグミルクについても、第1四半期段階でこうした予想を覆す形。

ヨーグルト市場はここ数年、上プレの連続だが、今期も話題性や用途拡大の取り組みが活発化。幅広い消費者層の旺盛な需要に支えられているだけに、各社の予想を上回る伸びを示す可能性が高まってきた。

反面、市場構造は明治が突出しており、シェア50%(前期49%強)を突破する可能性も出てきた。森永乳業(同14%強)、雪印メグミルク(同14%強)を合わせると80%弱。第5位と見られる江崎グリコの前期売上高が251億円でシェア6%強。雪印メグミルクの第1四半期の動向次第では、上位3社のシェアがさらに高まりそうだ。