コーミ今期方針 2期連続の増収増益へ

ソースや国産品を強化

 コーミは17年3月期に売上高4・3%増の38億2千8百万円、経常利益24・5%増の7千6百万円と2期連続の増収増益を目指す。昨年にトマト加工品とソースで25年振りに値上げを実施したことに加え、今期は「焼そばソース」のリニューアル効果や国産商品の拡大、新商品投入などによって増収を見込む。また「新しい経営手法の導入により、今期は経常利益率2%を目指し、早期に3〜5%まで高めたい」(川澄正美社長)考えだ。

 最近は小売業が地域MD強化に乗り出したことで、看板商品の「こいくちソース」が家庭用だけでなく、業務用での採用も増加。今夏は名古屋の食文化に根づく「焼そば」をよりおいしく調理できるよう「焼そばソース」をリニューアルし、「こいくちソース」とともに一層の拡販に乗り出す。

 新商品は国立循環器病研究センターによる「かるしお認定」を受けた「おいしい減塩」シリーズのソースとトマトケチャップ、名古屋の名店「味仙」シリーズの第6弾として酢豚のたれを8月下旬に発売する予定。こうした新機軸の商品投入によって各カテゴリーの活性化を図る。

 また、トマト加工品、一部のソース商品で国産原料や愛知県産原料使用の商品があり、毎年売上げを伸ばしている。最近は生協での販売が順調なことから今期も上乗せを計画。社内的には愛知県産トマト原料の維持・拡大のため、収穫支援機2台を購入し、農家への貸し出しをスタートした。

 今期は経営理念を一部変更し、FSSC22000取得に向けキックオフした。「ローカルブランドとして確固たる地位を確立し、親しみのあるブランドとして世代を超えて受け継がれること、開かれた企業となること」(川澄亮太専務)を目指していく。

 なお、16年3月期は売上高5・3%増の36億7千万円、経常利益194・5%増の6千1百万円、当期純利益559%増の5千9百万円の増収増益。ソース類、たれ類、トマト類などすべての部門が増収だった。