土用のナマズ!? 近畿大学が開発

近大発なまずの蒲焼

イオンなどで販売
 
 来週7月30日は「土用丑の日」だが、近畿大学はウナギ風味の「近代発ナマズ」の本格販売に乗り出した。イオンなどのスーパーで順次販売する。

 ウナギの供給量はこの15年ほどの間に約4分の1まで減少しており、価格も高騰している。こうした中、同大の有路昌彦教授は「スーパーの店頭に並ぶ価格帯のものは、ナマズでも良いのではないか」と考え研究を始めた。

 養殖には地下水を使いナマズの泥臭さを抑え、独自の配合によるエサを与えることで脂質を一般的なナマズの3倍にあたる15%まで高めた。また、出荷から一次加工、蒲焼加工、店頭といった流通経路を確立。冷凍フィレを作る一次加工では、専用機械の開発を進めており、さらに生産性が高まる見込み。

 4~8月で原料約10tを出荷し、イオンでは7千食を販売する。有路教授は「スーパーで毎日売れる商品になるよう生産量を増やしたい。その次の段階で、サラリーマンが昼食に気軽に外食チェーンで食べられるようなものにしていきたい」と話している。

 一方で地方自治体や地銀などナマズの養殖に関心を示すところが増えており、種苗が足りない状況になっている。今後は量の確保が課題となりそう。

 イオンでは23、24日の両日、北海道、沖縄を除く「イオン」「イオンスタイル」の50店、30日には同121店で「近大発なまずの蒲焼」(半身1枚、税別1480円)を販売する。数量に限りがあるため、各店25~30枚程度の販売となる見通し。