高瀬物産 売上げ、利益とも過去最高

連結売上高1千40億円に

高瀬物産(単体)の前3月期業績は売上高1千15億円(前年比3・5%増)となり、売上げ、利益とも過去最高を更新した。グループの中華食材卸・サワムラ、ジーマ・高瀬物産(沖縄)を含めた連結売上高は1040億円。単体ベースの売上高が1千億円を突破したことに加え、グループ入り3期目を迎えたサワムラ、10年目を迎えたジーマ・高瀬のいずれも業績を伸ばした。

箱根の火山性地震や、暖冬の影響でスキー客の減少などの影響もあったが、一般外食、ホテル・レストラン、チェーン店、給食の各主力業態が好調で全体を牽引した。利益面では、新基幹システムの稼動による業務効率化と、労務管理の見直し、年後半にかけての燃料費コストの低下で、営業利益は前期比50%増を達成した。

今期は売上高1千40億円(単体ベース)を計画。「変化への対応」をテーマに、「企画力・提案力・行動力・決断力を一層強化し、スピードアップを図る」(高瀬知康社長)。営業拠点投資では、先日新社屋に移転した帯広支店(倉庫面積約500坪)のほか、浜松支店、群馬支店の新築移転を計画。「業容拡大で手狭になっている支店もあり、最新設備の大型拠点に移転を進めている」(同)。

一方で、物流業界では人手不足が課題となっており、「中長期的に売上拡大と並行し、安定的な物流体制の確保が重要」とし、年配層や女性の人材活用や、仕入先・得意先と連携した物流体制の最適化を進めていく方針。なお、今年の新入社員は38人。社員の待遇改善等も進めており、業務用卸業界のリーダー企業として、女性社員の管理職登用など企業価値向上の取り組みによって、人材確保につなげていく考えも示した